紅一点。

多趣味リケジョの成長ログ

観光地バイトのここだけの話

こんにちは。まじろー(@majirolike)です。

 

前回は観光地でバイトするメリットをご紹介しましたね。

 

 

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今回はそのバイトしてた頃経験したなかでも特に刺激の強かった出来事を紹介します。

前回はメリットばかり話しましたが、理不尽な要求とかいろいろありますよ笑

まあ所詮バイトですからね笑

 

 

Case 1 〜英語が通じない中国人vs私〜

 

 

私が働いていたのは観光地の中にあるお食事処。

 

接客でホールを担当していました。

 

お店自体は小さく、ホールは2人で回るほどです。

 

土日の昼間で100人前後の客が来店するので2人じゃ足りないんですけどね笑

かなり忙しかったです。

 

 

そしてその日は中国人6人ほどのおばちゃん軍団がやってきました。

 

早速12人掛けの長机を6人で占拠します。

座席は自由なんで別にいいけど…ね。笑

 

その頃は冬だったので、サービスとして水の代わりに温かいお茶を出してました。

 

そのおばちゃん軍団が、

”Tea!!”

と叫びだしました。

お茶のおかわりですね。

 

その時ちょうどお茶が切れていました。

厨房の人が作って補充するの忘れていたのです。

しっかりしてほしいですね。

文句言われるのはホールの人間ですから。

 

お茶がないと英語で伝えるとおばちゃん軍団怒りだしました。

 

「あるじゃない!」と言わんばかりに、水の入った不透明で中の見えないピッチャーを指して、

”Tea!!”

と叫びます。

 

「これ水やで?ええの?」と英語で聞くと、

“Yes! Tea!”

だめだどうしよう通じてない。

 

このやりとりを三往復したころ、

もしかしてこのおばちゃん達は、

水を想像してTeaと言ってるんじゃないか?

と思い出しました。

 

私の超絶働く想像力がここで発揮しだしました。

 

なるほど、英語も通じてないし、きっと英単語が混同してるんだ。

 

つまりこの人たちは水が欲しいんだ。

 

私ほどの想像力がないと通じないんやで、

しゃーないなーと思いながら、

私は水をご要望通り、

もう一度念のため

”This is water, is it okay?”

 “Yes! Tea!”

を繰り返してから注ぎました。

 

 

トポポ…

 

 

 

 

“Hah!? No, tea!!”

 

 

違ったようです😇

 

 

 

 

その後もティーティー叫び続けるおばちゃん軍団。

TWICEかいな。

 

 

話通じないしどうしようと思ってもう1人のベテランホールスタッフに泣きつきました。

 

その人は英語は私よりできないですが、接客姿勢が素晴らしい人です。

 

どうやったか知らないですが、その人がちょろっと喋ったら落ち着きました。

 

きっと小娘がお茶ないって言っても信じられんかったんでしょう。

 

 

 

 

 

 

Case 2  〜予約団体の韓国人ツアーガイド〜

 

 

 

その日は韓国人のツアー団体の予約が入ってました。

平日の昼間です。

 

 

普段この店では外国の人の予約は取らないようにしています。

 

理由は、ちゃんと約束の時間に来るのは稀だからです。

 

15分遅れならまだいい方。

30分なんてざらです。

一報もなしにドタキャンすることも少なくないです。

 

こんなこと書くと

差別と言われるかもしれないし

日本人の時間にきっちりした性格が世界的にみたら異常なのかもしれません。

それでも現場で感じた事実であるし、

「郷に入れば郷に従え」です。

 

 

なのにその日は平日で空いてることもあり、1ヶ月前から予約を受けていました。

 

 

ツアー客で全て同じメニューを選んでいるので、予約の時間前から厨房がいそいそと動き始めます。

 

 

 

 

約束の時間になりました。

 

来ません。

 

まあ、予想通りです。

 

 

 

 

15分後。

 

来ません。

 

これもまあ普通です。

 

 

 

 

30分後。

 

電話が鳴りました。

 

先輩が応対します。

 

どうやら例のツアー客のガイドから。

 

 

 

「バスが道に迷ってて遅れるみたい。

 

今、関空の近くらしい」

 

 

 

(゚ω゚)…

 

 

 

関空から店までは2時間くらいかかります。

 

 

 

さあどうしましょう。

 

 

 

まあ待つしかないですよね。

 

 

 

 

それから2時間後。

 

 

また電話が一報。

 

先輩が電話を取ります。

 

 

「店の近くまでバスが入れないから

バス止める場所を教えてほしいらしい」

 

 

「え?」

 

 

店の近く、バスの乗り入れ禁止ですよ?

 

 

いや、調べて来いよ!?

 

調べればわかるよ?

 

スタッフみんな苦笑い。

 

 

 

予約までしてるんだからこの辺の状況把握して来るよね普通。

 

 

 

しかもツアー団体がバス停を確保できてから一報。

 

 

 

 

「店まで案内してほしい」

 

 

 

ガイドよ、あんた何の為におるんや?

 

 

 

スタッフ全員で作戦会議が始まりました。

 

 

いやいや、向こうの落ち度でしょ?

行かなくていいでしょ。

 

 

でもお客様やし、どうせ暇やし…。

 

 

会議の結果、店の重鎮が満を持して行くことに。

 

 

いやー、早く顔拝みたいわ…。

 

 

 

ツアー団体到着。

 

仕上がった料理を早速予約席に運びます。

 

 

ツアーガイドは4、50歳のおばさん。

 

 

 

半泣きだったことなんて感じさせないほど、

「こっち水持ってきて!」とか

「取り皿3つ、早くして!」とか

前の章のおばちゃん軍団のようにまくし立ててくるではありませんか。

 

 

本当にあの半泣きで道に迷ってたおばちゃんか?

 

 

もう迷惑かけといてその態度とか胸糞悪いので早く帰ってほしかったですね。

 

 

 

ご飯を食べ終わってそろそろ帰る頃。

 

 

ツアーガイドがレジでお金を払うので私が応対してました。

 

 

レジにツアー客人数+ツアーガイド1人分の

食事を打ち込んだと同時に、

 

ガイドが一言。

 

 

「私はツアーガイドです。私の分、お金払いますか?」

 

 

 

何聞かれてるのか全くわかりませんでしたね。

 

 

私はガイドだから払わなくていいでしょって言うんです。

 

ちゃんと料理食べたんですよ?

 

散々いろいろしてきといて、お金を払わなくていいとはどういう神経や?

 

 

後から店の重鎮に聞いたら、

ツアーガイドはたくさんのツアー客を連れてきてくれたから、お金を払わなくていい

みたいな制度が世の中には存在するらしい。

 

 

うちの店にはその制度はなく、私も初耳だったもんですから、

 

 

何言ってんのこの人って顔しちゃいましたね笑

 

 

 

私よくわからない感じで顔で、

あなたの分も払ってと伝えました。

 

私の見た目が童顔小娘だったもので、また言ってること信じてもらえず、先輩に同じこと聞いてましたね。

 

 

そんな制度あっても店の席2時間以上占領した損失でプラスマイナス0でしょ。

 

 

まあ、次また1ヶ月後の分の予約していったから店的にはオッケーかな。

 

 

 

 

 

以上、まじろーでした。